教員スタッフ
<生態系機能分野>
高木 健太郎 教授 TAKAGI Kentaro
生
態系機能分野
[研究テーマ]
森林の炭素の蓄積と循環
[キーワード]
・森林気象学・生態系生態学・炭素循環・気候変動・人為撹乱
[連絡先] (*を半角@に変えて入力ください)
kentt*fsc.hokudai.ac.jp
[メッセージ]
「森林はどのくらい二酸化炭素を吸収・蓄積しているのか?」、「気候帯や生育段階によってどのように変化するのか?」、「気候変動や人為撹乱はどのような影響を与えるの
か?」などについて研究しています。最近はたくさんの共同研究者と「アジア全域」や「日本全国」、「研究林まるごと」の森林を対象に
した研究を行っています。
こ
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野村 睦 助教 NOMURA Mutsumi
生
態系機能分野
[研究テーマ]
森林生態系における水循環の解明
[キーワード]
・森林水文・雪水文・河川流出・融雪・水収支
[連絡先] (*を半角@に変えて入力ください)
nomu*fsc.hokudai.ac.jp
[メッセージ]
道北地域や極域を主な対象に流域の水収支や河川流出機構を研究しています。北国なので積雪や融雪のメカニズムに焦点を置いた研究を行っています。
こ
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大平 充 助教 OHIRA Mitsuru
生態系機能分野
[研究テーマ]
森林の河川生態系の形成・維持への寄与
[キーワード]
森林撹乱・遷移・水生昆虫・魚類・流域管理
[連絡先] (*を半角@に変えて入力ください)
mohira*fsc.hokudai.ac.jp
[メッセージ]
「森林はどのように河川の環境や生物群集の形成に関わっているのか?」というテーマで研究をしています。
斜面、渓畔、そして流域の森林の撹乱や遷移、管理に対して、渓流への水や土砂、有機物などの調整・供給機能を評価しながら、生物がどのように応答するのかを調べています。
また、森林とのつながりが河川のネットワークを通じてどのように下流に波及するのかとともに、流域の管理についても考えていきます。
こ
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<生物多様性分野>
揚妻 直樹 教授 AGETSUMA Naoki
生物多様性分野
[研究テーマ]
攪乱に対する哺乳動物の適応様式
[キーワード]
・哺乳類・行動・人為攪乱・生息地・適応
[連絡先] (*を半角@に変えて入力ください)
agetsuma*fsc.hokudai.ac.jp
[メッセージ]
野生動物は自然変動(季節・気象・自然災害など)や人間活動(生息地破壊や改変・狩猟・駆除など)の影響を受けながら生活しています。このような自然や人為撹乱に対して、
野生動物はどのように行動・生態・生活史を適応させているのでしょうか?哺乳動物の基礎的な生態情報から、撹乱に対する適応まで調査
を行っています。
こ
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中村 誠宏 教授 NAKAMURA Masahiro
生物多様性分野
[研究テーマ]
昆虫と植物の相互作用、地球温暖化に対する応答、生物多様性と生態系機能の関係
[キーワード]
・群集生態学・地球温暖化・種間相互作用・大規模野外実験・生物多様性
[連絡先] (*を半角@に変えて入力ください)
masahiro*fsc.hokudai.ac.jp
[メッセージ]
「地球上で最も種数が多い植食性昆虫は環境変動(地球温暖化など)に対してどのように応答するのでしょうか?」高さ20mの林冠木を暖める大規模野外実験を行ってその仕組
みを詳細に調べています。一方、「多様な樹種が存在する森では昆虫と植物の関係は安定化するのでしょうか?」種の多さは緩衝作用をも
つことにも興味があります。
こ
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岸田 治 教授 KISHIDA Osamu
生物多様性分野
[研究テーマ]
動物の形、生活史、行動の生態学
[キーワード]
・進化生態学・個体群生態学・群集生態学・表現型可塑性・両生類
[連絡先] (*を半角@に変えて入力ください)
kishida*fsc.hokudai.ac.jp
[メッセージ]
「動物たちの多様な行動や形、生活の仕方にはどんな意味があるのでしょうか?」 動物の形質の時間的・空間的な変異を分析し、個体の特徴について適応的な意味を探るととも
に、それが生物どうしのつながり(生物間相互作用)や個体数の変化(個体群動態)、生物群集の成り立ちにどのように関わっているのか
を調べています。
こ
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植竹 淳 准教授 UETAKE Jun
生物多様性分野
[研究テーマ]
微生物群集による物質循環と地球環境変動
[キーワード]
微生物生態学・環境DNA・地球科学・環境変動・バイオエアロゾル・氷河・氷晶核形成
[連絡先] (*を半角@に変えて入力ください)
jun.uetake*fsc.hokudai.ac.jp
[メッセージ]
目には見えない微生物は土壌や河川はもちろんのこと、空気や積雪といった一見生き物のいなそうな環境にも生息しています。野外でのフィールドワーク&ラボでの遺伝子実験や
化学分析を通じて、このような微生物群集がどのように分布し相互作用することで、環境中の物質循環に影響を与えているのかを明らかに
していきます。またある種の微生物は存在するだけで地球環境を変化させる可能性があります。例えば、1:細胞が核となって雲の形成を
促進し、太陽光の放射バランスを変えている微生物、2:氷河の上で色素を生成し、温暖化による氷河の融解を促進させる微生物などがお
り、地球科学や気象学といった様々な分野の研究者たちと共同して地球規模でのテーマにも取り組んでいます。
こ
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倉田 正観 助教 KURATA Seikan
生物多様性分野
[研究テーマ]
植物分類学、系統地理学、保全遺伝学
[キーワード]
植物分類・分布変遷・生物多様性保全・森林・半自然草地
[連絡先] (*を半角@に変えて入力ください)
kurata.seikan*fsc.hokudai.ac.jp
[メッセージ]
生物は過去から現在における気候変動に応じて分布を大きく変化させてきました。また、近年の人為的撹乱により、多くの生物が絶滅の危機に追いやられています。
これまで森林や草地、高山に生育する植物の分類・系統地理・保全遺伝学的研究を進めてきました。
フィールド調査を行い、遺伝情報や形態情報を駆使することで、植物の自然史的背景や系統関係、絶滅の危険性について議論することができます。
こ
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笠田 実 助教 KASADA Minoru
生物多様性分野
[研究テーマ]
動的な生物間相互作用と群集動態、人と生き物の共存共栄、生態学データの解析
[キーワード]
群集生態学、個体群動態、進化生態学、生物多様性
[連絡先] (*を半角@に変えて入力ください)
kasada*fsc.hokudai.ac.jp
[メッセージ]
生物の関係性(相互作用)は、時間や状況によって常に変化しています。その変化が生物の数や多様性のどのように関わっているかを研究しています。
また、ヒトも生物の一種として捉え、限られた資源の中でどのように我々人類が他の生き物と共存共栄を図ることができるかについても考えています。
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<地域資源管理分野>
吉田 俊也 教授 YOSHIDA Toshiya
地域資源管理分野
[研究テーマ]
生態系の保全を考慮した森林の施業方法に関する研究
[キーワード]
・森林施業・混交林・自然攪乱・枯死木・生態系機能
[連絡先] (*を半角@に変えて入力ください)
yoto*fsc.hokudai.ac.jp
[メッセージ]
持続可能な社会を築くうえで木材資源を有効活用することは重要です。しかし一方で、伐採などの森林施業は、しばしば森林生態系を劣化させるとみなされています。「利用と保
全の両立」を目指すために、施業が行なわれた森林の構造や動態、多様性を分析し、生態系の保全と矛盾しない管理方法を明らかにするた
めの研究を進めています。
こ
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中路 達郎 教授 NAKAJI Tatsuro
地域資源管理分野
[研究テーマ]
分光リモートセンシングによる樹木の生理生態機能と環境応答の評価
[キーワード]
・非破壊計測・環境ストレス・生理生態機能・野外観測・温暖化
[連絡先] (*を半角@に変えて入力ください)
nakaji*fsc.hokudai.ac.jp
[メッセージ]
私たちは顔色や身長・体重、時にはレントゲンなどの検査を通して自分の健康状態を把握することができます。では、樹木の場合はどうでしょう?私の研究室では、森の中で特殊
な分光カメラや放射計などのセンサーを駆使して、物を言わない樹木の“健康診断”を試みています。特に今は、温暖化影響の検出や生物
多様性に関する研究に積極的に取り組んでいます。
こ
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福澤 加里部 准教授 FUKUZAWA Karibu
地域資源管理分野
[研究テーマ]
森林での根圏動態と生態系機能
[キーワード]
・生態系機能・物質循環・根の動態と機能・ササ・森林管理
[連絡先] (*を半角@に変えて入力ください)
caribu*fsc.hokudai.ac.jp
[メッセージ]
フィールドワークと化学分析を通じて物質の流れを調べることにより、森林のもつ環境機能を評価しています。特に植物と土壌のインターフェースである根の役割に興味をもって
おり、根の生産量が落ち葉の量に匹敵するほど多いことなどが分かってきました。森林が人間にとってどれほど重要なのか、自分で測って
みませんか?
こ
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小林 真 准教授 KOBAYASHI Makoto
地域資源管理分野
[研究テーマ]
気候変動が土壌を通じて北方の植物へ及ぼす影響の解明
[キーワード]
樹木生理生態学・生物地球化学・土壌動物・かく乱・(冬の)気候変動
[連絡先] (*を半角@に変えて入力ください)
makoto*fsc.hokudai.ac.jp
[メッセージ]
土の中は普段は私たちの目には見えません。しかし、一握りの土の中にも驚くほど多種多様な生物が住み樹木の成長を支えています。一方、北方林では気温上昇や山火事の頻発な
どの環境変動が顕在化しています。私は、それらの環境変動が窒素や炭素を介した土壌生物と樹木の相互作用に及ぼす影響メカニズムにつ
いて研究しています。得られた知見は、地域資源としての樹木の成長を持続的に管理するための基礎知見として役立てたいと考えています。
こ
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鈴木 智之 准教授 SUZUKI Satoshi
地域資源管理分野
[研究テーマ]
森林の長期的動態と天然林施業
[キーワード]
森林生態・気候変動、環境変化・北方林・森林管理
[連絡先] (*を半角@に変えて入力ください)
snsuzuki*fsc.hokudai.ac.jp
[メッセージ]
数十年~100年スケールという、一人の人では観察しきれないような長期的な森林の動態・変化を研究しています。
特に、このような長期的な変化に対して、気候変動や環境変化、自然撹乱や人による森林の撹乱・管理などがどのように関係しているのかを研究しています。
現地調査、過去のデータの活用、様々な分析、統計解析を組み合わせて研究しています。
現在は、気候変動などの影響で変化しつつある北海道の森林で、木材生産も含めてどのように森林管理をしていくかという課題にも取り組んでいます。
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車 柱榮 准教授 CHA Jooyoung
地域資源管理分野
[研究テーマ]
森林生態系における菌類のネットワークを探る
[キーワード]
・菌類ネットワーク・菌根菌・分解菌・キノコ栽培・海岸林
[連絡先] (*を半角@に変えて入力ください)
jycha*fsc.hokudai.ac.jp
[メッセージ]
地球上で最大で最長寿の生物。それはナラタケ菌です。ナラタケ菌は他の菌類や樹木を侵害するだけでなく、ラン科植物と共生するなどし、森林において樹木、草本、菌類の3者
をネットワークで結び、栄養資源を広く分配することで、最大・最長寿の生物として成功していると考えられます。菌類ネットワークの構
造や機能について探ることが、私の研究課題です。
こ
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